看護師の転職事情

看護師は仕事内容がハードな上、勤務する病院によって待遇が異なる。中には待遇面で折り合わず転職を考えている看護師がいることも少なくないのが現状だ。看護師に望ましい転職時期は3種類あるといわれている。「月毎の転職時期」「年毎の転職時期」「キャリアでの転職時期」の3つがそれに当たる。

転職と聞けば好きなときにできると考えがちだが、看護師の場合はこうした3種類の業界事情があり、一般企業のように思い立ったらいつでもというわけではないのが現状だ。月毎や年毎はあらかた想像がつくだろう。

では、「キャリアでの転職時期」はどうだろうか。キャリア毎の転職時期は、入職後5年から10年というのが適切な時期といわれている。この時期は看護師として責任ある業務を任されていることが多く、採用する側にとっては一定のキャリアを積んでいるという判断基準をクリアしていることから、即戦力の人材として適しているからである。

それとは逆に、10年以上のキャリアを積み重ねた場合はどうだろうか。実は長期キャリアを積んだ場合の転職は逆に難しいといわれている。10年以上ともなれば業界ではベテランと見なされていることが主な要因だろう。

第三者の視点から見れば、病院は10年以上のキャリアを積んだ経験豊富な人材を求めていると考えられる。しかし、10年以上のキャリアを積んだ場合の転職は、看護師業界では圧倒的に不利だといわれているのだ。その理由は、10年以上ともなればベテランの域に入ることから、即戦力としての採用よりも看護に対する知識の面での判断になるためだ。もし、ある程度のキャリアを積んだのちに転職を考えている場合には、キャリア毎の転職時期で適しているとされている5年あるいは10年という節目に行動を移すのが賢明だろう。